詳しすぎる「おしん」のあらすじ

NHKBSで2013年1月から再放送が始まった「おしん」のあらすじを詳し過ぎるくらい詳しく載せていきます。
信じなくてもいいですが、死んだら白い光の方へ行くといいそうですよ。
ブログの内容には関係ないのですが、抗がん剤治療ってかなりもうかるらしいです(治療効果微妙なのにね)。
というか、抗がん剤でもうけないと、大病院なんて維持できないんだとか……

第15週(第85話~第90話)

おしん(第90話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/りつ:名川忍/たか:渡辺美佐子

<あらすじ>
田倉(たのくら)家に帰ってきたおしん。田倉羅紗(ラシャ)店の店頭も正月の飾り付けがされている。どこからか獅子舞のお囃子が聞こえていた。上機嫌で店の戸を開けて中へ入る。
源右衛門が出迎えた。
「遅くなりすぎて朝早くになっちゃいました!」
おしんはおどけて言う。源右衛門は雑煮の支度をしていたところだという。

居間では竜三が目覚めの一服をしているところだった。
「あなた! ただ今帰りました~。元旦早々の朝帰りで申し訳ありません」
それから改まって挨拶をした。
「明けまして、おめでとうございます」
それから源右衛門にも挨拶をする。
「源じい、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します」
そして源右衛門は祝いの膳の用意のために早速台所へ立つ。おしんも「私がします」と立ちかけるが、「奥様お疲れでしょう」と言われてまた座る。

「いやー、あなたや源じいにはご迷惑かけましたけども、お師匠さんにはそりゃ喜んで頂いて。くれぐれもよろしくとのことでした」
「そりゃ良かった! これでおしんも少しは気が済んだろ?」
「はい、おかげさまで。それでこんなもの頂戴してしまったんです。お断りしたんですけども、決まりだからどうしても受け取れって言われて。50円も入っています」
「50円も?! なしてそがん大金ば!」
源右衛門が驚いて台所から戻ってきた。
「私のお手当てだって」
「そんなバカなこと」
「私が仕上げたお客様の分だっておっしゃるの。まあ日本髪は髪結賃も高いし、殊にお師匠さんのとこにいらっしゃるお客様はいいお客様だから、お祝儀はずんで下さるらしいのね。それも入れて」

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おしん(第89話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/染子:日向明子/波子:浦谷ひづる/八重子:谷川みゆき/茂子:古館ゆき/りつ:名川忍/中野:多田幸男/客:山崎満/米屋:大塚博/たか:渡辺美佐子

<あらすじ>
おしんが掃除をしていると米屋が勝手口から声をかけた。集金に来たというので「お店の方へ回って下さい」と言ったが。
「実は、お店の方へ頂きに行ったら『待ってくれ』って言われまして。それではうちも困りますので、何とか奥さんにお願いできないかと思いまして。お店の人じゃ埒が明かないんですよ」

店では源右衛門と中年の男が話をしている。
「『払わん』って言うとじゃなか。今年は色々事情があって資金繰りの苦しかけん、『来年まで待ってくれ』と言いようだけたい。ハハハ、長か付き合いじゃなかか~、来年早々には払うけん」
「田倉(たのくら)商会ともあろうもんが、これぐらいの金。弱い者いじめんで下さいよ!」
「分かっとる。決して迷惑はかけんけん」
「じゃあ必ず……」
「男に二言はなか」
「はあ、源さんに泣かれちゃお手上げだ」
男を送り出して源右衛門は大きなため息をついた。そこへおしんが声をかける。

「源じい」
「奥様にも、奥の金ば差し上げんば、ハハハハ」
「いいのよ、そんな心配しなくたって。源じいはお店のことで大変なんだから。お米屋さんには払っておきました」
「えっ? あの米屋奥様に泣きついたとですかぁ? あのタヌキめ、『後で払う』と言うたとこれ! ん~もう許せん! あの米屋からは買わんけん!」
「みんな苦しいのよ、こんなご時世だもの。だけどこんなにうちが苦しいなんて私初めて知った。旦那様も源じいも何にも話してくれないんだから」

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おしん(第88話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/染子:日向明子/八重子:谷川みゆき/洋服屋:柄沢英二/梶井:田村元治/支配人:伊藤正博/店員:佐藤了一・野上修

<あらすじ>
すっかり酔っ払った竜三と源右衛門が、染子や八重子、カフェの支配人、田倉(たのくら)羅紗(ラシャ)店の店員に抱えられて帰ってきた。おしんが鍵を開け、店内の椅子に座らせる。
奥の部屋へ寝かせた後起こそうと呼びかけるが、2人ともいびきをかいてすっかり寝入っている。

翌朝早く。
店員達が田倉羅紗店の前に集まった。竜三と源右衛門はまだ寝ていて起こしても無駄である。
「起きるのを待って事情を説明してたら間に合わないもの」
「ほんとにいいんですか?」
「もし何かあったらみんな私が責任取ります、皆さんには迷惑かけません。さあ行きましょう!」
一同は大八車を引っ張っていく。

洋服屋へ着くと、「一体どうしたのかねこんな朝っぱらから?」と中から初老の男が出てきた。この男が社長だと、店員がおしんに耳打ちする。
「わたくし、田倉竜三の家内でございます。いつもお世話になっております。実はわたくしどもでお納めした商品の代金を、もう半年も前から頂戴致しておりません。わたくしども苦しいやりくりをしての商いでございますので、この際お納めしたものを返品して頂けたらと思いまして帳簿を持って参りました。これと照合して引き取らせて頂きます。どうかわたくしどもの事情もお察し下さいまして、よろしくお願い致します」

田倉家では、竜三と源右衛門がやっと起き出していた。源右衛門はひどく慌てているが、竜三は「買い物にでも出かけたんだろう」と鷹揚に構えている。
「ばってん、もう9時っちゅうとこれ、店の者も誰もおらんとですばい、何かあったとでしょうか?」
「あー、一っ風呂浴びてくっか、酒抜かんと使い物にならんな」
「のんきなこつば!」
「何心配してんだ? すぐ帰ってくるさぁ」
「坊ちゃまは、夕べんのことば覚えておんさんな? わしは、どがんしてここさん帰ってきたもんじゃい、どがんしてここに寝たもんじゃい何も覚えとらんとですばい!」
「ハハ、俺もだ」
「不覚じゃったあ! 奥様にきっとご迷惑ばかけたに違いなか……あ、もう、奥さんが愛想ん尽きんさって……」
「ハハハ、何バカなこと言ってるんだ!」
「どんどん運び込んで下さい、店に置ききれない分は奥へも!」
表の方から声が聞こえた。顔を見合わせふらつく足取りで店の方の様子を見に行く竜三と源右衛門。

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おしん(第87話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/染子:日向明子/波子:浦谷ひづる/八重子:谷川みゆき/茂子:古館ゆき/りつ:名川忍/支配人:伊藤正博/店員:佐藤了一・野上修/たか:渡辺美佐子

<あらすじ>
竜三とおしんの新婚生活は、やっと落ち着き始めていた。出髪(でがみ)の仕事は今までひいきにしてもらっていたカフェの女給達の何人かだけに減らして、おしんは出来るだけ家事に専念し、また店を手伝いながら店のことも覚えようと努力した。

外回りへ行く店員を送り出し、店内の椅子に座るおしん。源右衛門に向かって語りかける。
「女だてらにお店のことに首突っ込むの旦那様お嫌いになるけど、今田倉(たのくら)商会がどういう状態なのかそれを知っておくのは女房の務めだと思うの」
「はい」
「それにいつどんなことがあって、私が旦那様や源じいの代わりをしなきゃならないかもしれないでしょう? そういう時『何にも分かりません』では通らないもんね。やっぱり少しぐらいは分かっておかないと」
「ごもっともですばい。商品のことてん、商いの仕方はそのうち徐々にお教えするつもりでおりますばってん、奥様の心配しんさるごたことは」

「私だって、旦那様がよそへ勤めていらして月々決まったものを頂く暮らしなら何も聞こうとは思いません。でも私達は自分で商いをして、夫婦で生きていかなきゃならないんだもの」
「はい」
「ここの土地とこの家は旦那様のものなんですか?」
「いえいえ、土地ば借りとりまして地代ば払うております。借地権だけですたい。家は坊ちゃまが佐賀のご本家ばお出んさって独立しんさった時に、大旦那様から頂いた資金の一部で建てたもんですたい。ええと、坊ちゃまの名義になっております」
「じゃあ、家賃は要らないんですね。あの、これが1カ月にかかるお店の経費ですか?」
「はい、奥で使いんさるものは入っておりません」

「でもこれ、先月のもうけ具合だとお店の経費にもならないんじゃないんですか?」
「はあ、ここ半年ばかり品物は出とっとですばってん、いつじゃいも帳簿ば見せてお話しした通り代金が回収されとらんとですけん、どがんしても資金繰りのきつかとです。無理に取り立てたり納めた商品ば引き揚げたりすっぎ、小売店ばつぶすことにもなりかねんですし……小売店あっての問屋ですけん。まあとにかく不景気ですけん、問屋も小売店もお互いに助け合うて辛抱せんば……」

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おしん(第86話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/染子:日向明子/波子:浦谷ひづる/八重子:谷川みゆき/茂子:古館ゆき/りつ:名川忍/店員:佐藤了一/たか:渡辺美佐子

<あらすじ>
セミの鳴く中、おしんは田倉(たのくら)家に帰ってきた。
竜三に帰ってきた挨拶と父が亡くなった旨の報告をしている間、源右衛門が水で冷やした茶を入れてくれる。
「でも、まだ元気なうちに私達が祝言挙げたこと話せましたから。それだけでも良かったと思ってるんです」
「話したのか!」
「とっても喜んでくれて。何よりの供養になりました」
「よかったなたぁ。父上もここさんおいでんさった時はあがん反対しんさって、まだまだお元気やったとこれ、あの時のお姿、まだまだはっきりまぶたに焼きついてますばい」
源右衛門も台所で茶を入れながらそう言う。

「ああ、威勢のいいお父さんだった。私ももう一度お目にかかりたかったよ。一緒に酒でも飲んで、ゆっくり話したかった」
「お酒は厳しく止められていたのに、私達のお祝いだって言ってお酒飲んで。その夜でした、病状が急変して。でも安らかな顔でした。きっと満足したんです、私達のお祝いが出来て」
そこへ源右衛門が茶を持ってくる。おしんがいつもしているように、数輪ばかりの花をコップに生けたものも持ってきた。

「すみません、あのこんな風に気遣わないで下さい、奥のことは私の仕事なんですから」
「はいはい、奥様もお疲れじゃろうと思うたもんで。いやぁ奥さんも帰って来んさったけん、もうじいはご用済みですたい」
そして、「食事をこしらえても奥様のようにいかないから坊ちゃまの機嫌が悪くて」などと笑って源右衛門は店の方へ出て行った。
「ありがとう源じい」

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おしん(第85話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/ふじ:泉ピン子/加代:東てる美/清太郎:石田太郎/政男:森篤夫/みの:小林千登勢/くに:長岡輝子

<あらすじ>
形ばかりの父親の初七日を済ませると、おしんが故郷を離れる日が来た。

土産として持たせてやれるものが何もないがせめてもの気持ちだ、と言ってふじが大豆と小豆を渡してくれる。また庄治とその嫁のとらに嫌な顔をされるのではと心配するおしん。
「何言ってる。お前がこのうちに尽くしたこと思ったら、このぐらいの土産持ってっても誰にも文句は言わせねえ」
「オレが今までしてきたのはなぁ、父ちゃんと母ちゃんのためだ。兄ちゃんに何かしてもらおうとは思ってない。兄弟だからって、みんな自分のことが大事なんだ。嫁さんもらったら嫁さんの方がもっと大事なんだ。もう他人と同じだな。ここに来たらそれがよぐ分かった。でもそれが人情ってもんだから、今更恨んだってしょうがねえしな。母ちゃん、オレは母ちゃんのことだけが心配だ」
「母ちゃんのことは心配しなくてええ。ここは母ちゃんが守ってきたうちだ。昨日や今日来た嫁にでっけえ面はさせねえ」

「母ちゃん、つらかったら辛抱などしねえで東京来んだぞ。竜三さんはな、三男坊だしもう独立してるし、心の優しい人だ。遠慮なんか何にもいらねえ」
「お前の気持ちは、ほんてん嬉しい。んでもとらなどに負けではいられねえ。ここにいれば、これでもオレは天下様だ、いざとなったらケンカもでぎる。嫁おん出して、ここに居座るこども出来る。んでもお前んどこ行ったら居候だ、婿さん怒鳴り散らして追い出すわけにはいけねえ。やんだことあったって我慢すらんなんねえ。お前が間に挟まってつらい思いしなきゃなんねえ。まっぴらだぁ。おしん、お前は自分の暮らしば大事にしろ。男は女房次第でどうにでもなる」
「……父ちゃんがいなぐなって、兄ちゃんの代になったら、ここにはもう帰って来れねえなぁ。竜三さんとの2人の暮らし大事にしなきゃな。うち追い出されたら帰るとこないんだもんな」
そして出発の時間になった。

その日、おしんは酒田へ発った。東京へ帰る前に酒田の加賀屋へ寄って、結婚の報告をしておきたかったのである。

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