詳しすぎる「おしん」のあらすじ

NHKBSで2013年1月から再放送が始まった「おしん」のあらすじを詳し過ぎるくらい詳しく載せていきます。
信じなくてもいいですが、死んだら白い光の方へ行くといいそうですよ。
ブログの内容には関係ないのですが、抗がん剤治療ってかなりもうかるらしいです(治療効果微妙なのにね)。
というか、抗がん剤でもうけないと、大病院なんて維持できないんだとか……

第14週(第79話~第84話)

おしん(第84話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/浩太:渡瀬恒彦/庄治:吉岡祐一/とら:渡辺えり子/みつ:古坂るみ子/正助:小林徹也/こう:鍵本景子/ふじ:泉ピン子/作造:伊東四朗

<あらすじ>
父危篤の知らせを受けておしんが帰った山形の実家は、昔とは様子が違っていた。新しい家が出来上がり、兄の庄治に嫁が来ていた。初めて他人が入った家は、おしんにとって心の冷えるようなことばかりであった。その中で父の作造はひっそりと病んでいた。

おしんは作造の枕元で語りかける。
「父ちゃん、新しい家の新しい畳で寝ろ。みんなで運ぶからな」
「ええんだ。あのうちはな、庄治がこのうちば継いで嫁が来てくれたら、それで建てた甲斐あったんだ」
「ほだなバカなこと」
「俺は、このうちが好きだから……。このうちで生まれて育って、お前達のじんちゃんもばんちゃんもみんなこのうちで、ここで死んだんだ。俺のうちはここだ」
「んでも」

「おしん。お前には一番苦労させたけんど、新しく建ったうちはお前達のうちでもあるんだぞ。これで母ちゃんも安心だ。おしん、ほんてんありがでえと思ってる。俺はもういつ死んだってええ。やるごとはやったんだがら。お前に一言、礼と詫びば言って死にたかったんだ。んでもこうして会えたんだ。何にも思い残すことはねえ」
「そんなこと……父ちゃんにはこれから楽してもらいたい。早ぐ良くなって!」
「俺の体は俺がよーぐ知ってる。みつも正助もこうも来てくれた。医者に言われてふじが呼んだんだべ。ただなぁ、みつも奉公先で歳取って、23にもなってまだ嫁さも行げねんだ。お前も働いてばっかりいたら、行き遅れるんでねえがって、それがな……。せめてみつとおしんの祝言は見届けたかったのに、それもこの俺が……。おしんが行き遅れたら俺のせいだ。それだけが心残りだぁ」
「お父つぁん、あんまり話すると体にこたえるがら……」
ふじがそう言って枕元へ寄ってきた。

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おしん(第83話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/ふじ:泉ピン子/竜三:並木史朗/庄治:吉岡祐一/とら:渡辺えり子/みつ:古坂るみ子/正助:小林徹也/こう:鍵本景子/医者:宮沢元/大五郎:北村和夫/源右衛門:今福将雄/作造:伊東四朗

<あらすじ>
竜三の父親が佐賀から上京してきたその夜、おしんは山形の父が危篤だという電報を受け取った。「すぐ帰れ」との電文であったが、竜三とおしんのためにわざわざ来てくれている竜三の父をそのままにして山形へは帰れない。おしんは迷った。

様子を見に来た源右衛門はおしんから電報を受け取り読む。

「うーん、そりゃいかんばい」
話を聞いた大五郎が唸る。
「電報が来るようじゃから、こりゃよっぽど悪かとじゃろ。すぐ帰った方がよか!」
「でも……」
「おしんさん、オイに遠慮はいらんばい。オイはおしんさんに会いに来たと。おしんさんがどがんおなごかもよう分かった。オイも明日は帰っとじゃけんな」
「せっかく東京へおいでになったのに、そんな」
「そうたい、おしんは山形へ帰したって源右衛門がいてくれるんだ」
「どがんお清(きよ)が家ん中ば取り仕切っとっても、やっぱオイがおらんと決まらんこともあっとばい。おしんさん、何でん気ぃ遣わんでよか! 帰ってあげんさい! もしものことがあってみ、一生取り返しがつかんばい!」
「ありがとうございます、でも」

「坊ちゃんのことならば、じいがついとりますけん」
「じゃあ、源じいここにいてくれるの? 佐賀へは帰んないで」
「まだ、じいでんがお役に立つことのあんないば……」
「じい……私のためにいて欲しい。長い間には竜三さんとケンカすることだってあるでしょ。その時私には源じいしか頼りになる人いないんだもん」
「ハハ、源右衛門。そがん時はおしんさんの肩ば持ってやれ。大抵横車を押すのはこの竜三に決まっとるたい。ハハハハハ!」
大五郎に指を指された竜三はちょっと心外だという表情をした。
「……親父は、おなごに甘かけん」

「おう、竜三お前は山形さん行かんでもよかと?」
それを聞いておしんははっと竜三の方を見る。
「いや……店があるから」
「そんなこと言いよる場合じゃなか。祝言済ませたないば、お前にとって義理の父親じゃろうが。うん? 夫婦そろって一緒に帰るのが一番良か。なっ!」
「おしんの父親は、私達が一緒になることに反対なんだ」
「申し訳ありません。竜三さんに一緒に行って頂いても、嫌な思いさせることになるから」
「ハア、おしんさんもつらか思いばして竜三と一緒になったとなあ」
「事情を話して、私が一緒に行ってもいいんなら知らせてくれ、すぐ行く。しかしお父さんの具合によっちゃ黙ってた方がよか。病気に障るようなことがあったらいかん」

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おしん(第82話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/郵便配達夫:森井睦/大五郎:北村和夫

<あらすじ>
「もしもし、染子さん? 私、おしんです。申し訳ないけど出かけようと思ったら急なお客様で、今日はどうしても無理だから……え? いや、ほっとけないお人なんです。また後でゆっくり話すから。すみません。こらえて下さい。はい、皆さんにもよろしく」

居間には竜三、源右衛門、おしんの父親が座っていた。

突然の来訪者は、竜三の父田倉(たのくら)大五郎であった。佐賀からわざわざの上京である。おしんは来る時が来たと思った。竜三と結婚した以上、この家を出なければならないことはとっくに覚悟していたからである。

電話を終えたおしんは台所へつながる障子戸の前で笑顔を作り、気合を入れてから開けた。
お茶を入れて台所から居間へ持っていく。
「おしんです。1カ月ほど前に祝言挙げました」
竜三がそう紹介する。
「初めてお目にかかります、おしんでございます」
「早くお知らせしようと思いながら……」
源右衛門が竜三の言葉をさえぎる。
「わしからご報告ば申し上げました」

竜三の父、大五郎が口を開いた。
「お清(きよ)が、どうでんこうでん上京すっと言うとったが、今回はオイが出てきたったい。おしんさん」
「はい」
「あんた、小作人の娘ってね」
「はい」
「今そんなことどうでもいいことでしょうが!」
竜三が口を挟む。
「お前は黙っとれ! オイはおしんさんと話しよっとばい」
「今更何て言ったって無駄たい! 私の気持ちはもう変わらんのだ! 田倉家と縁を切られることも、この店追い出されることも承知しておしんとは一緒になったんです。明日にでもここを出て行けばそれでいいでしょう!」
「坊ちゃま」

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おしん(第81話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/ジョン:ラセム・ワハブ/キャサリン:レイ・アルトン/店員:佐藤了一・野上修/女中:小沢悦子/大五郎:北村和夫

<あらすじ>
源右衛門に「そろばんができるか」と訊かれて「はい」と答えると、何問か問題を出された。おしんの計算の答えが合っていたらしく、次は「帳面づけができるか」という質問に移った。それにも「はい」と答えると、これからおしんに帳面づけを任せると言われる。源右衛門からその理由の説明はなく、話はそれだけで終わった。

その後おしんが奥の居間で仕立物をしていると、竜三が帰ってきた。店の方で竜三の帰りを待っていた源右衛門が茶を入れようと居間へ来ると、おしんがまだ起きているのに驚く。「私入れますから」とおしんが茶の用意をしに立つと源右衛門が「夜食も召し上がるかも知れんですけん」と口を出すが、おしんは既にお茶漬けの用意をしてあった。
「じい、私のことはおしんがいるから、もう構わんでもよか」
「源右衛門さんも一緒にお茶」
「いや、わしはこれで……」
そう言って源右衛門はそそくさと部屋を出て行った。

「あんた、あんなこと源右衛門さんに言ったら気の毒です。源右衛門さんはあんたのことがかわいくてしょうがないんだから」
「分かっとう」
「だったら。私あんたが『おしん、おしん』って言われるとかえって立場がなくなるんです」
「源じいにおしんの人柄を見てもらおうと思ったんだが、これじゃかえって逆効果だなあ」
「何もそう焦らなくても、これから少しずつ」
そう言っておしんは微笑む。

「湯には行ったか?」
「いいえ」
「銭湯はすぐそこなんだ。じいに聞きゃすぐ分かんのに。じいも気が利かんなぁ」
そう言っておしんと竜三は、源右衛門に一声かけて連れ立って銭湯へ出かける。

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おしん(第80話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/染子:日向明子/八重子:谷川みゆき/店員:佐藤了一・野上修

<あらすじ>
竜三と祝言を済ませたおしんの、田倉(たのくら)家での暮らしが始まった。

まだ夜が明けたばかりの早朝。おしんが体を起こすと、竜三がおしんの腕を引っ張り抱き寄せた。
「駄目……」
「どうして。俺達は夫婦じゃないか」
「源右衛門さんが起きてます」
「夕べもそんなこと言って!」
「男の人は平気かも知れないけど、おなごは……。いつか二人っきりになれる時もあると思うから」
隣の部屋から源右衛門のせき払いが聞こえた。竜三はため息をつく。
「俺達も新婚旅行というものに行こうか?」
「そんなのんきなこと言ってる時じゃないでしょ」

店の前を掃いている源右衛門に、おしんは努めて明るく元気良く挨拶をする。
「おはようございます! 今日から奥のことは、掃除も洗濯も台所仕事もみんな私が致します!」
そっぽを向く源右衛門だが、おしんはめげずにその方向へ回って続ける。
「『こうしなくちゃいけない』とか『こういうことは気をつけろ』とか、そういうことがありましたら教えて下さい!」
無視する源右衛門。
「じゃあ、私の思う通りにやらせてもらいますので、もしお気に召さないことがあったら遠慮なく言って下さい!」

食事の支度をする間に拭き掃除をしていると、竜三が起きてくる。その後から源右衛門が来て、すぐ金だらいに湯を汲むと言うが、おしんが先にやってしまった。それならとカミソリとシャボンを用意すると言いかけたが、それもおしんが用意していた。
「じい。私のことはもうおしんが心得てしてくれるから、じいはもう私のことに気を遣わんでもよか。これからは店のことだけを考えてくれればいいんだ。私はじいにも楽をしてもらいたいんだよ」

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おしん(第79話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/竜三:並木史朗/源右衛門:今福将雄/染子:日向明子/八重子:谷川みゆき/運送屋:村上幹夫/圭:大橋吾郎/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
竜三と夫婦になる約束をした日から、おしんは全く新しい人生を歩み出そうとしていた。今までは重荷になっていた実家への送金も、兄夫婦の家さえ建てられたら竜三と一緒になれるという希望で苦にはならなくなった。が、周囲の事情はおしんが考えているようにうまくはいかなかった。

おしんはカフェ「アテネ」で、心なしかいつもより明るく女給達の髪を結っている。

田倉(たのくら)羅紗(ラシャ)店。竜三はそろばんをはじいている。
「世の中どんどん、不景気になりよっとでしょうかなた。新しゅう背広ば作ろう人も減りよらしゅうして、洋服屋じゃうちさん払う代金も事欠く店もあっとばんた。危なかとこは、今んうち品物ば引き揚げた方が」
源右衛門がそう心配そうに言うが。
「仕方がないさ、待ってやらなきゃ。強引なことして小売店つぶすようなことになったら、問屋も成り立たんのだからね」
「ここは坊ちゃまも一つ、ふんどしば締め直して」
「私にはもう関わりのないことだ。あくせくすることはなか」
「坊ちゃま……」
源右衛門は本気にしていないような態度であったので、竜三は改まってきっぱりと言う。

「じいにだけは言っとく。私は今日おしんさんと結婚の約束をした。もちろんおしんさんと一緒になれば田倉を勘当になることも、この店を追い出されることも承知してる。何もかも覚悟の上で決めたことだ。追い出される店の心配したってしょうがないさ」
「そがんふうけたことは……そがんふうけたことはこん源右衛門が許さんばんた! 何ば血迷うとるですかあがんおなごと! じいは大旦那様と大奥様のお言いつけで、坊ちゃまばお2人からお預かりしとっとですばい。じいの言うことは聞いてもらいますけん!」
 (※ふうける=不真面目な)
「もう決めたんだ!」
「坊ちゃまはあがんおなごのために、父上も母上も捨てると言わるるとですか! ご自分の将来ば、あがんおなごと引き換えにすっと言わるるとですか?」

「『あがんおなご、あがんおなご』って、じいは一体どれだけおしんさんのことを知ってるんだ。何も知らんくせに頭ごなしに反対すっとは一体どういうことなんだ?」
「あん娘とは、そもそも家柄ん違うですたい!」
「同じ人間たい。そんなことは理由にも何にもならん!」
「小学校もろくに出とらんばんた! 手紙一本、帳面一つ付けられんようじゃ、苦労しんさっとは坊ちゃまですばい! 坊ちゃまには坊ちゃまにふさわしか娘御が、どがしこでもおるでしょうが! 何もえりにえってあがんおなごのために一生棒に振ることなかでしょうが!」
竜三は戸棚から酒を出して不機嫌そうに飲む。

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