詳しすぎる「おしん」のあらすじ

NHKBSで2013年1月から再放送が始まった「おしん」のあらすじを詳し過ぎるくらい詳しく載せていきます。
信じなくてもいいですが、死んだら白い光の方へ行くといいそうですよ。
ブログの内容には関係ないのですが、抗がん剤治療ってかなりもうかるらしいです(治療効果微妙なのにね)。
というか、抗がん剤でもうけないと、大病院なんて維持できないんだとか……

第7週(第37話~第42話)

おしん(第42話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/ふじ:泉ピン子/加代:東てる美/みの:小林千登勢/清太郎:石田太郎/さく:今野博美/たま:井沢明子/女丁持:中沢敦子/小夜:大塚ちか子/くに:長岡輝子/浩太:渡瀬恒彦

<あらすじ>
おしんとふじは部屋に2人きりで話をしている。
「母ちゃん、やっぱりうちには少しでも金送りでんだ。んだから『まだ嫁にはやれねえ』って断ってけろ」
「何言ってる! お父つぁんも年だといったってまだまだ働ける。庄治はもう一人前だ。田んぼは2人でできる。はるやみつも仕送りしててくれる。下の2人も奉公さ出した。食うのは3人だけだ。お前が嫁に行っても何とかなる。母ちゃんもな、うち出て働ごうと思ってる」

そうしたら家は作造と庄治だけになる、家事は誰がするんだとおしんは問うが、ふじは「ほだなこと言ってられねえ」と言う。凶作の時に地主から借りた分に利息がつき、その利息すら満足に返せない。物価もどんどん上がっているのだ。
「オレやっぱり嫁さ行がねえ。行げねえでねえが。母ちゃん、母ちゃんから断ってけろ」
しかしふじはもう女丁持に仕事が決まったという。女丁持というのは、倉庫から舟まで米俵をかついで運ぶ仕事だ。
「そんなこと母ちゃんにさせられない、縁談を断ってくれ」となおも頼むおしん。

「ほだなこと今頃言って。そんなに嫌だったら、どうして最初に話があったとき断らなかったんだ?」
おしんはうつむく。

「おしん、お前好きな人がいるのが?」
はっと母の顔を見るおしん。
「いるのが? どだな人だ? 一緒になる約束したのが? 一緒になれんのが?」
「分がらねえ……んでもオレ待っていたいんだ。今になってはもうオレ、オレの口から断れねえ」
「明日その人に母ちゃんさ会わせてけろ。会わせてけるんだな?」
「酒田にはいねえんだ」

「どご行ったら会えるんだ」
「分がらねえ。んでも『必ず迎えに来る』って言ったんだ。んだからオレずっと待ってる。待っていたいんだ」
「……母ちゃん、大奥様のお話お受けするからな」
「母ちゃん」
「お前のためだ」
「いい人なんだってばぁ!」
「16やそこらで、ほだな道理が分かる訳ねえでねえが!」
「んでもぉ……」
「勝手なことするな! おしん。お前だって銭のねえ苦労は嫌ってほどしてきたでねえか。大奥様と母ちゃんの言うことを聞いてたら間違いねえ。ええな」
おしんはもう何も言えない。

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おしん(第41話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/浩太:渡瀬恒彦/ふじ:泉ピン子/加代:東てる美/サク:今野博美/たま:井沢明子/徳男:津村隆/郵便配達夫:江藤漠/くに:長岡輝子/圭:大橋吾郎/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
おしんと圭が泊まっている旅館。
どこからか「花笠音頭」の陽気な歌声が聞こえてくる。
2人は酒を酌み交わしている。おしんも結構いける口だ。「これから毎晩飲もうよ」と誘う圭に、酔っ払うと話さなくていいことまで喋ってしまうから嫌だと断る。

「今夜だって、飲まなきゃこんなこと」
「いいじゃないか。おばあちゃんにそんな素敵な青春があったなんて、俺見直しちゃったよ」
「ホントはね、思い出したくなかったんだよ。若気の至りで、二度か三度会ったきりの人にボーっとしちまってさ」
「あるんだよ、そういうことって。案外そういうのが本物かも知れないよ。打算も何にもない純粋な愛情なんだから」
「ほんとにかっこ良く見えたんだよね。貧しい小作のために何もかも捨てて命をかけてるなんて。ホラ今の言葉で言うと『しびれちゃう』って言うのかい?」
アハハハハ、と笑いあう2人。

「こんな素晴らしい人が世の中にいるのかって、前後の見境もなくのぼせちゃって。ハハハハ」
「後悔してるのおばあちゃん」
「いいや。あの頃はあの頃で一生懸命だったもん。生まれて初めて人を好きになるってことがどんなことかってことも教えてもらったし。あんなに男の人を好きになったなんて、後にも先にもあの時だけだったからね」

掃除をしているおしんとたま。
ふっと思い出しては切なくなり、手が止まってしまう。たまに声をかけられた。
「この頃のおしんさんはどうかしとるんだな。時々ぼんやりして、おしんさんらしくねえぞ」
「つまらねえこと言わねえで、さっさと済ませちまうだ」

そこへ加代が帰ってきた。
訳ありげにおしんを部屋へ呼び出す。

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おしん(第40話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/浩太:渡瀬恒彦/みの:小林千登勢/加代:東てる美/清太郎:石田太郎/番頭:小野泰次郎/宿のおかみ:渡辺啓子/さく:今野博美/たま:井沢明子/小夜:大塚ちか子/くに:長岡輝子

<あらすじ>
おしんが台所のさくとたまに「用足しに出かけてくる」と断り出て行こうとすると、くにがやって来て「今の電話どっからだ?」と問う。
「はい、あのぅ……田舎の知り合いが酒田さ出て来てるって言うもんですさげ」
「んだばいいども、里で何か心配事でもあったかと思って」
「いえ、何でもねんだです。ただちょっと暇があれば会えねえがって言うもんで」
「しばらく会ってねんだろ、会ってこ。昼飯よかったらうちで食ってもいいぞ」

男の泊まっている宿屋まで来た。
安田という名前を告げると女将に部屋を教えられ、部屋を訪ねる。

男は頼みごとがある、他に頼れる人がいなくてと話し出した。
「酒田で会うことになってた人に会えなくて、ここの宿賃もおぼつかなくなってしまったんだ。それで……」
「私はお金なんか……奉公して頂いてるものはみんな田舎さ仕送りして」
「いやいや、そうじゃないんだ。うちに電話かけて送金してくれるように頼んだんだが、直接ここに送ってもらう訳にはいかなくて。加賀屋のおしんさん宛てにしてもらったんだ」
「私に?」

「僕はここにいることを誰にも知られたくない事情があってね。おしんさんのところに電報為替が届きます」
「なしてそげなこと私に?」
「いや……酒田には知り合いもいない。力になってくれる人は誰も。ずうずうしいのは承知です。しかし他に方法がないんです」
「お断りしまっす。どげな事情だかも分がらねえのにそげなこど」
「いやもう手配してしまったんだ。明日の朝までには着きます。その金がないと、僕はここを動くこともできない」
「申し訳ねえんですども、私お力になれねえんでっす。あんたのうちから送ってくるもんならば、あんたが受け取ったらええでしょ。何もそげなややこしいことしねえだって。私には合点がいきましねえ。今すぐ送り先取り消して下っせ」

「いやそれができたらあなたにこうやって頼みやしない。親父にもお袋にも僕がどこにいるか知られたくないし、僕が郵便局へ行くわけにもいかない。分かって欲しい」
「失礼します」
立って部屋を出て行こうとするおしん。
「おしんさん! 僕はあなたを信用できる人だと思ってこうやって頼んでるわけです。お礼も充分します」
「なんぼ銭もらったからって、訳の分がらねえことに。勝手過ぎまっす! 私、電話もらってお加代様に何があったんでねえかと思ったから飛んで来たんでっす! お加代様はあなたのこととても気にしていらしたから、おかしげな男と変なことになったら大変だと思ったから……」

「いや、お加代さんと僕は何の関係もない」
「それで安心しました。んだば長居は無用ですさげ」
今度こそ立ち上がり出て行こうとする。
「君は僕のことを怪しい男だと思ってるようだが、僕は決してそんな男じゃない。そりゃ確かに人にはつけられてる。それは、それはどうしてもやりたいことがあるから」
それでも出て行こうと戸へ手をかけるおしん。

「君は小作っていう農民のこと知ってますか?!」

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おしん(第39話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/浩太:渡瀬恒彦/みの:小林千登勢/加代:東てる美/清太郎:石田太郎/サク:今野博美/たま:井沢明子/番頭:小野泰次郎/宿のおかみ:渡辺啓子/小夜:大塚ちか子/くに:長岡輝子

<あらすじ>
奥の部屋へ戻ってきたみの。
加代は絵を描きに出て行っており、おしんを迎えにやったと説明する。
清太郎は、加代の言いなりになって絵の具や道具など何でも買ってやったみののせいだとなじる。
「帰ってきたら図画も絵の具も叩き潰してやるから!」
しかしくには、絵を描くくらいは容認しても良い、趣味の一つくらいは持つのも悪いことではないと言う。趣味ならばいいのだが、東京へ絵の勉強に行くとまで夢のようなことを言っているのが問題だとみのと清太郎。
「そういう年頃だ。はしかみてえなもんで誰でも一度はかかる病なんだ、利口者ほど重いんだ」

しかし婿は早く取った方がいい、くにには心当りがあった。別当のところの次男坊である。学校を出てすぐ横浜の貿易会社に勤めたという人物だ。
「加代がその気になってくれれば言うことはねえんですども」と弱気なみのに、「言うこと聞かせるのが親の務めでねえか」とくには厳しく言う。
「そげにオドオドして子供の顔色ばっかり見てるから、バカにされるんでねえか! もっとしっかりしろ」

浜辺。
「私の絵を褒めて下さったのは、あなたが初めて。あなたも絵をお描きになるんですか?」
しかし男は自分では描かず見るのが好きなだけだと言う。どんな画家が好きかという加代の質問にゴーギャンだと答える。
「あんや! 私もゴーギャンに惹かれてるんです!」
おしんが「若奥様がお待ちかねです」と急かすが、「ほっとけばいい」と加代。
礼を言って立ち去ろうとする男に、加代はなおも質問を浴びせる。酒田に宿を取ってあると聞き出すとすかさず「そこまでお送りしましょう!」と申し出る。止めるおしんに「先に帰っていいんだよ」とつれなく言う。

男は何とか断ろうとするが、加代はしつこく食い下がる。用心には越したことがないだろうと。
「あなたが捕まったりしたら一生悔いが残ります」
三脚と絵の具道具を持って帰るようおしんに指示し、それから男の腕に手を回す。
「どうだ? 恋人同士に見えるだか?」
とおしんに向かっておどけてみせる。

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おしん(第38話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/みの:小林千登勢/加代:東てる美/清太郎:石田太郎/徳男:津村隆/刑事:依田進・前島良行/さく:今野博美/たま:井沢明子/小夜:大塚ちか子/くに:長岡輝子/浩太:渡瀬恒彦

<あらすじ>
夜なべ仕事をしているおしん。
隣で夜なべをしているたまがウトウトしているのを見て声をかける。はっと頭を上げるたま。
「もう寝た方がええじぇ。おたまさんは14だろう。私が14のときだば、袷(あわせ)ぐらい1人で縫えたもんだ」
「へえ」
「ごげてるわけではねえだどもな、せっかく奉公さ来てるんだ。仕立物ぐらい一人前になって帰らねばもったいねえさげ」
「へえ」
「おたまさん、小学校4年を終えてから来たんだども、私だば小学校さも行かねえで子守っこに来たんだ。おさくさん今は通いだどもな、あの頃はおきくさんやおウメさんという住み込みの姉様たちおらんして、随分色々仕込まれたもんだ。お針だって夜なべに仕込んでもらったんだぞぉ。姉様たちはみんな嫁に行かれたども、今度は私がお前さんさ仕込む番だ。順送りだながいの」
 (※ごげる=怒る)

「おしんさんは、やっぱり嫁さ行くだが?」
おしんは答えずにちょっと微笑む。

茶を入れて店頭へ持っていくおしん。
店頭ではくにと青年客が話している。おしんが青年客へ茶を持っていくと、青年はなめるようにおしんのことを見る。
おしんに話しかけたいが何を言っていいかわからずに照れているようだ。おしんは茶を出すとすぐに引っ込んでしまった。

その様子を覗いている加代と小夜。
「へえ~、まあのっぺらぼうとして何の個性もねえ男だな! あげな男のとこさ嫁に行く気だかおしんは!」
「姉ちゃあー」
小夜はたしなめるように加代を引っ張って覗きから退散する。
「小夜、小夜!」
引っ張られていく加代。

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おしん(第37話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/みの:小林千登勢/加代:東てる美/清太郎:石田太郎/桜木:今西正男/桜木夫人:石井富子/八田屋:山田博行/さく:今野博美/たま:井沢明子/小夜:大塚ちか子/番頭:小野泰次郎/くに:長岡輝子/圭:大橋吾郎/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
圭とおしんは日本海の砂浜に来ていた。伊勢の海とは色が違うね、と圭。
おしんは16歳まで加賀屋にいたという。
「お加代さんもこの海が好きでね。よく写生に来ていらした」
「絵描きになったの? お加代様って」
「……圭は何になりたいんだい?」
「たのくらスーパーのご厄介にはなるつもりはないけど、仁(ひとし)おじさんみたいにバリバリ自分で事業やるっていうのも悪くはないし」

「お前は少しも希望(のぞみ)に似てないねぇ」
「そういえば親父の跡を継ごうと思ったことはないな。焼き物なんて全然興味ないし、親父が苦労するのを見てきたからかな。それとも俺に芸術的才能がないからかなぁ、ハハッ。俺ほんとに親父の子なのかな? 親父は一応焼き物で食えるほどの天分に恵まれてるっていうのにさ」
「バカなこと言うんじゃないよ。正真正銘お父さんの子だよ!」
「じゃあ誰の血を引いてるのかな? おばあちゃんの本当の孫だっていうんなら分かるんだけどな。おばあちゃん天才的な女事業家だからさ」

「おばあちゃんだって何も、好きで商売をしてきたわけでもスーパーを始めたわけでもないんだよ。ただ子供の頃から、お金がないみじめさを嫌ってほど味わってきたからね。必死で生きてきただけだよ。好き嫌いなんて言っちゃいられなかった。自分で自分の生き方を選ぶだなんて、そんな贅沢なことできなかったんだよ」
「自分で自分の生き方を選べるって、贅沢なことかな?」
「ぜいたくだよ。お前なんて好きな学校へ入って好きな仕事を選べるんだから幸せだよ」
「そうかなぁ。俺なんてまだ迷っててさあ、未だに自分が一番何になりたいのか、本当は何をしたいんだかさっぱり分かんないんだから」

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