詳しすぎる「おしん」のあらすじ

NHKBSで2013年1月から再放送が始まった「おしん」のあらすじを詳し過ぎるくらい詳しく載せていきます。
信じなくてもいいですが、死んだら白い光の方へ行くといいそうですよ。
ブログの内容には関係ないのですが、抗がん剤治療ってかなりもうかるらしいです(治療効果微妙なのにね)。
というか、抗がん剤でもうけないと、大病院なんて維持できないんだとか……

第5週(第25話~第30話)

おしん(第30話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:小林綾子/みの:小林千登勢/清太郎:石田太郎/加代:志喜屋文/きく:吉宮君子/ウメ:佐藤仁美/医者:岩城和男/くに:長岡輝子

<あらすじ>
気を失った加代の名前を呼びながら大騒ぎしているみのと清太郎。
くにがやかんで水を頭にかけると、やっと気が付き、おしんに突き飛ばされたと訴える。
すぐおしんを呼んで来いと清太郎は命じる。

床に落ちたハーモニカを拾って土を払っているおしんのところに、きくがやってきた。
「お前、とんでもねえことしでかして! 今度という今度はどんげな言い訳も通らねえぞ! すぐ来るんだ!」

清太郎はおしんを警察に突き出してやると息巻くが、くには「バカこくでねえ、はずみでちょっと頭打っただけでねえか」とたしなめる。
おしんが部屋に入ってくなり「このろくでなしが!」とおしんの胸をつかみ頬を打つ清太郎。くにが「バカな真似すんでねえ、相手は子供だぞ!」と止める。
「オレ、どだい殴られてもええんだ。オレが悪いんだから。なんぼでも殴ってけらっしゃい」

くに「おしん、お前、加代のこと突き飛ばしたのか?」
おしん「はい」
くに「なしてそげなことした?」
オレが悪かったんだっす」
くに「訳話してみろ。訳がなくてそげなことするはずはない。お前、お前も手ケガしてんでねえか。お加代と取っ組み合いのケンカでもしたのか?」
清太郎「奉公人の分際で、主人の娘をあげな目に遭わせるだなんてとんでもねえやつだ。俺はこげなことになるのを心配したんだ。何つったって脱走兵と逃げてたほどの札付きの子だ」
おしんは顔を上げて清太郎をキッと睨んだ。
清太郎「性根がただの子とは違うだ。しっかりした働き者だからって、いつどげなことで本性が現れるもんだか分がらねえもんな。んだからおしんには暇出すつもりでいたんだに、遅すぎたんだの!」
くに「おしん。お前の村の衆がそげなことを噂してるって言うんだが、お前……」
黙ってうつむく。
清太郎「やっぱりただの噂ではねがったんだな。そげなおっかねえこと隠して奉公さ来てたんだな!」

おしん「オレ、お加代様さあだなひどいことばしたのは悪かったと思ってるっす。んでも俊作兄ちゃんに助けてもらって一緒に暮らしてたのは悪いことだとは思ってねえっす。俊作兄ちゃんは、弱虫や卑怯だから脱走兵になったのではねえっす。戦争は敵も味方も人ば殺すことだから、それがつらくて……。戦争がしたくねえから軍人ばやめたんだっす。オレも戦争は良くねえことだと思ってるっす」

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おしん(第29話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:小林綾子/みの:小林千登勢/清太郎:石田太郎/加代:志喜屋文/番頭:小野泰次郎/きく:吉宮君子/ウメ:佐藤仁美/若い衆:鈴木よしひろ・大森一/くに:長岡輝子

<あらすじ>
せっかく奉公できた加賀屋を、おしんは追い出されようとしていた。加代の部屋で見た本をどうしても読みたくてちょっと借りるつもりだったのを、盗みと間違えられてしまったのである。
きくが「大奥様がお呼びだ」と呼びに来た。
「オレ、うちさ帰されるんだべか?」
きくに問うてみるが、きくに分かりようはずもない。

奥の部屋。
清太郎「子守っこ雇うにしても、やっぱりおきくやおウメみてえに行儀見習いに出すような家のめらしでねえとな。8つやそこらのおなんこを米欲しくて出すような家ではろくな者はいねえな」
みの「んだよ。まだ本ぐれえのうちに分かったさげよかったのう。知らねえでいたんだばどげなことされただか……」
 (※めらし=女中)
 (※おなんこ=女の子)

そこへおしんが来た。
清太郎は店へも出なければならないので部屋から出て行く。
みの「おしん。なしてこげなことした? 私はお前の母親代わりのつもりだで、欲しい物あったんだば遠慮なく言えって言ってたはずだ。本が欲しかったんだば私に言ってくれたらよかったのに」
おしん「申し訳ねえっす」
くに「おしん。お前ほんとに加代の本、盗む気だったのか?」
おしんは首を横に振る。
おしん「オレ、ちょっとの間借りて読みたかったんだ。すぐ返せばわからねえと思って」
くに「なして誰かに断らなかったんだ?」
おしん「おきくさんに、座敷さ入っちゃ駄目だってきつく言われてたから。『貸してけろ』って言ったらお加代様の部屋さ入って本があるのば見たことが分かってしまうから、んだから黙って……」
加代「黙って人の部屋さ入るんなどは盗人のすることだぞ!」
くに「お前は黙ってろ!」
おしん「オレが悪かったんだっす。んでも盗むつもりなんかねがった。ほんてんちょっとの間貸してもらうつもりで」

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おしん(第28話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:小林綾子/みの:小林千登勢/清太郎:石田太郎/加代:志喜屋文/きく:吉宮君子/ウメ:佐藤仁美/若い衆:鈴木よしひろ・大森一/くに:長岡輝子

<あらすじ>
おしんが一人で飯炊きをしていると、くにが話しかけてきた。
「毎朝お前がまんま炊いてんだか? 誰に言われた?」
「オレが勝手に。若奥様もおきくさんもおウメさんも『お前は子守だからこだなことしなくてええ』って言ってくれるげんど、オレ飯炊き慣れてるから。おきくさんやおウメさんが悪いんでねえっす。飯炊きぐらいしねえと、米5俵ももらって申し訳ねえから」
「お前の年だばまだ眠たいだろうに、こげな朝早くから……」
「オレ、うちさいる時でも暗いうちに起きてたんだ。前に子守奉公してたとこでも朝の飯炊きはオレの仕事だったんだ。何でもねえっす」

「んだばお前奉公は初めてでねえなんだな? んだば学校さも行ってねえだな?」
「しかたねえっす。オレ小作の子だから。んでも勉強など学校さ行けなくたってできるっす」
「まあ、炊(かし)ぐのは悪いことじゃねえども、あんまり無理して体壊さねえようにしねばな。病気されればやれ医者だ薬だって高えものにつぐからな」
そう言ってくには向こうへ行ってしまった。
「奉公人ってのは病気もできねえんだな……」
一人ごちるおしん。

奥の朝食時。
加代が学校へ行きたくないと駄々をこねている。男の子がいじめるというのだ。
みのは「どこの子だ? 先生様に話してやる」と聞くが、くには「構うな、いじめられたらばお前もいじめ返してやれ」と突き放す。
くに「お前達がそうやって加代を甘やかしてかばうもんだから、これは我慢を知らねえ人間になってしまうんだ。世の中にはな、学校さ行きたくても行かれない子供がいっぺえいるんだぞ。そげなつまらねえ事で学校さ行かねばハ罰当だるぞ」
更に「食べたくねえば食べなくてもいい、加代の膳下げろ」と命じる。
くに「小作の衆で、米が獲れねで、なんぼひもじい思いしてる人がいるだか。おしんを見ろ。お前と同じ年頃だっていうのに、ばばちゃだの兄弟だのに食わせるために奉公さ出てるんでねえか。少しおしんを見習うんだな」
清太郎「加代とおしんとは違うが」

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おしん(第27話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:小林綾子/みの:小林千登勢/なか:大路三千緒/清太郎:石田太郎/加代:志喜屋文/りき:渡辺富美子/きく:吉宮君子/ウメ:佐藤仁美/琴の師匠:国重歌純/若い衆:鈴木よしひろ・大森一/作造:伊東四朗/くに:長岡輝子

<あらすじ>
一旦は断られた奉公を許されて、おしんは加賀屋の次女・小夜の子守として置いてもらえることになった。それが加賀屋の女あるじ・くにの温情であることをおしんは知らなかったが、米5俵の給金に報いるために精一杯働かなければと子供心に決心していた。

おしんは外で小夜をおんぶして子守をしている。
店の大きさを外から改めて見て、中川材木店との違いに驚く。
そこへ加代が出てきた。学校へ登校するのであるが、ウメがお供でついていくと聞き「一人では行かれねえのが?」と加代にも聞こえる大きな声で言ってしまう。「途中間違いがあってはなんねえさけ送っていくなだ」と小声で説明するウメ。

おしんにとっては学校へ行けるだけでも幸せなことなのに、きれいな着物を着お供を連れて行く加代の姿は、まるで別世界の人間のように思えた。自分と同い年でありながらあまりにも違う加代を通して、この世の中には自分たちとは違う暮らしのあることを、おしんはようやく知り始めていた。

おしんときくの朝食の時間である。
おひつを覗き「まだこだい残ってる!」と喜ぶおしん。
「遠慮しねえでえんだぞ。この家の旦那様は、奉公人には腹いっぺえ食わせるって考えのお方だからのう。奉公人がひもじい思いしたらば思う存分働けねえんだ。それでは店が困るだいの。店は奉公人で持ってるようなもんだからな」
「へえ、麦飯っていうのはうまいもんだなっす! こだいうまいもの毎日食ってるのか? ずっと麦飯かこのうちでは。オレんとこはいっつも大根めしばっかりだったからよ。この前奉公してたとこも大っきな材木問屋だったけんど、やっぱり大根めしだったのに」
「ほげなもんでだば力出ねんだな。奉公人に十の力十出してもらいたいんだば、麦飯なんぞ安いもんだってのがこの家の旦那様のお考えだで。おめえもいっぺえ食って精いっぺえ頑張んなだぞ! ええな!」
「はい!」

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おしん(第26話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:小林綾子/みの:小林千登勢/清太郎:石田太郎/加代:志喜屋文/小夜:宮城望/きく:吉宮君子/ウメ:佐藤仁美/くに:長岡輝子

<あらすじ>
「お願えするっす! お願えするっす!」
加賀屋の玄関口でみのに手を付いて頭を下げるおしん。奥からくにも出てきて様子を見ている。
「オレんとこは今年米獲れねかったから、母ちゃんは銀山温泉さ宿の女中に行ったんだ。姉ちゃん2人も製糸工場へ奉公さ出てる。んでも病気のばんちゃんや弟や妹がいるから大根めしもろくに食えねえ。せめてばんちゃんにはひもじい思いさせたくねえんだ。オレが奉公さ出て米5俵もらったらば、ばんちゃんだってちょっとは楽させてやれる。オレだってごくつぶしの役立たずって父ちゃんにごしゃかれることもねえ。何とかオレばここさ置いてけらっしゃい! どだな事でもするから!」
 (※ごしゃく=怒る)

みの「おりきさんがどげな事言ったか知んねえども、はっきり決めたわけではなかったんだ。子守に米5俵なんかとても出せねえしのう。ごめんしてくんねえか」
くに「おみのさん。オレな、米5俵が惜しくてお小夜の子守はいらねえと横車押してる訳ではねえんだ。たとえタダだとしても子守は無駄ださけ」
みの「よぐ分かってます。おりきさんがこんな年端も行かないめらしどこ世話するとば思わねがったもんだから……。『しっかりしたおばこがいる』って言うさけ口きいてみてくれって言うたどもば、こげなおなんこだば、あんじょう務まらねえですもの。私だって断った方がいいと思ってました」
くに「そげな言い訳聞きたくもねえ。さ、こっちゃ来い」
みの「いいか、その銭さ持って家さ帰るんだぞ。このうどん食っていくんだ、なっ!」
おしん「おかみさん! おかみさん!」
 (※めらし=女中)
 (※おなんこ=女の子)

奥でくにと清太郎がいる部屋へ入ってきたみの。
清太郎はあくまで子守のことについてくにと話し合うつもりだが、しかしおしんを子守として雇うつもりはない。みのもくにに反対されて子守は諦めている。子守を置くにしてもおしんのような小さい子供では使い物にならないとの考えである。
くに「あのおなご、うちさ置いてやれ。めじょけねでば今帰しては」
みの「んだども……」
くに「小作の家で米が獲れねば、あの子の家もなんぼか困ってるんだか。たった一人でここまで来ただって、病気のばばちゃや弟や妹にひもじい思いをさせたくねえ一念なんだ。その気持ち察してやらねば。役には立たねえかも知れねが、人助けだ。オレ達米問屋はな、小作の衆が汗水流して米作ってくれるおかげでこうして店も持ってるんだぞ。困った時は相身互いだ。お前若衆さ米5俵届けさせろ。あげな子供では役には立たねえかも知れねえども、2年の年季奉公のうちには少しは稼いで返してくれるべ」

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おしん(第25話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:小林綾子/ふじ:泉ピン子/なか:大路三千緒/圭:大橋吾郎/みの:小林千登勢/清太郎:石田太郎/加代:志喜屋文/りき:渡辺富美子/番頭:小野泰次郎/宿の女将:草村礼子/ウメ:佐藤仁美/文子:伊藤公子/行商人:八木秀司/若い衆:鈴木よしひろ・大森一/くに:長岡輝子/作造:伊藤四朗/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
酒田へ奉公へ行くと決まって、おしんは父にも祖母にも黙って母ふじが働いている銀山温泉を訪ねていた。2年の年季奉公の約束ではしばらく母には会えない。どうしても母の顔を見たかったのである。その夜は母と2人きりで1つの布団に寝た。おしんには生まれて初めてのことであった。

「おしんは強いおぼこだ。ここまで母ちゃんに会いに来てくれたんだ。これからも、苦しい事・つらい事・悲しい事、どれだけあるか分かんねえ。でももう母ちゃんは、おしんの事は心配してねえぞ。お前はどだな事があっても、くたばるようなおぼこでねえ。とっかいとっかい知らない道、一人でここまで来られたんだもんな。おしん。お前はこれから自分の思ったとおり生きるんだぞ。後で後悔しねえように。人の力当てになどするな。それがお前はできるおぼこだ。どこさ行っても一人で頑張って生きていくんだぞ」
語りかけるふじを黙って見つめているおしん。
 (※とっかい=遠い)

現代。おしんは母の言葉を思い出し一人涙していた。寝ている圭はそれに気付かない。

おしん(子供時代)は朝早くに出発しようとしていた。家へは帰らず真っすぐ酒田の奉公先へ行く予定である。
女将が握り飯とお菓子を持ってきてくれた。
「ええおばちゃんだな」
「ああ。おしん。お前は人の親切ばありがてえと思ったら、おめえも人様に親切にして返さんなんねんだぞ。自分だけ良がったらええっていう考え方では、世間ば狭く暮らさななんねんだからな」
船賃を渡そうとするふじに「歩いて行く」とおしんは言うが、「酒田は遠い」とふじは取り合わない。
「ちょっとぐらいでも小遣い持たしてやれればええんだけど、勘弁してけろ」
「オレ、ほたなものもらいに来たんでねえ。母ちゃんさ会えて、母ちゃんと一緒に寝たんだ。他に欲しい物なんてねえ」
「おしん」
「年季奉公終わるまでもう2年会えねえげんど、オレこれで辛抱できる。前みたいに逃げたりしねえから」

宿を出ようとして、飾ってあるこけしに目を留めるおしん。
「母ちゃん。このこけし母ちゃんに似てるな。母ちゃんみたいな顔してる。ほれ、これだよ」
「似てねえよ」
「似てるよ。母ちゃんみたいな優しい顔だ」
そこへちょうど女将が通りかかる。ふじは何事か告げて、女将は首を縦に振る。
「持ってけ。母ちゃんはお前の側さいてやりたくてもいてやれねえ。母ちゃんの代わりだ。母ちゃんだと思ってよ」
「母ちゃん!」
おしんはふじに抱きついた。

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