詳しすぎる「おしん」のあらすじ

NHKBSで2013年1月から再放送が始まった「おしん」のあらすじを詳し過ぎるくらい詳しく載せていきます。
信じなくてもいいですが、死んだら白い光の方へ行くといいそうですよ。
ブログの内容には関係ないのですが、抗がん剤治療ってかなりもうかるらしいです(治療効果微妙なのにね)。
というか、抗がん剤でもうけないと、大病院なんて維持できないんだとか……

2013年03月

おしん(第52話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/たか:渡辺美佐子/豊:田中世津子/その:真野ゆうこ/袖:木瓜みらい/けい:島村美妃/夏:富沢美智江/りつ:名川忍/ふじ:泉ピン子/りき:渡辺富美子/庄治:吉岡祐一/作造:伊東四朗/圭:大橋吾郎/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
おしんが入り口に花を生けていると、袖が起きてきた。花も買うと高いので、アザミやなでしこなど、日本堤という地区で摘んできたものである。もう秋だ。
師匠のたかに頼まれていた着物の洗い張りと仕立て直しが出来たので袖に渡そうとすると、「もう仕立てあがったの、じゃあ夕べも夜なべして? あんたろくに寝てないんじゃないの?」と驚かれる。
「一生懸命縫ったんだから自分で持ってお行きよ」と袖は言うが、たかのお世話係は袖であるので、あくまで袖に託すおしん。
ついでに食材の買い物のツケを控えておいた帳面を一緒に渡してもらうよう頼むと、「これおしんちゃんが?」と袖はまた驚く。
 (※洗い張り=着物の洗い方で、縫い目を解いて反物の状態に戻して洗い、伸子(しんし)などの道具に張ってのりをつけ乾かすこと)

「これ、3晩で仕上げたんですよ。びっくりしました」袖がたかへ着物を見せている。
そして帳面も見せる。「おしんちゃん字が書けるんですよ」
そこへおしんがお茶を持ってきたので、たかが部屋へ入るよう指示する。
学校へ行ったかどうか聞かれ、行っていないと答えると、お針や字をどこで習ったのか問われる。酒田の米問屋での奉公で、ここに来る直前までずっと奉公していたと答えると「どうして辞めたんだい?」と重ねて問われ、おしんはうつむいてしまう。
「ハハ、とがめてるんじゃないんだよ。お針の手も立つし、16やそこらでこんな立派な字も書けるんだ。料理も年季が入ってるようだし、花を生けたって作法にかなってる。何も今になって髪結の修行なぞしなくたって、他にいくらだって身を立てることあるじゃないか」
「今からではもう遅いど?」

「そうじゃないんだよ。あんたほどの娘が、どうしてこれからわざわざ苦労して髪結なんぞなる気になったのか、それがさ」
「死んだ姉ちゃんが」
「それは聞いたよ、けどねえ」
「私、どだなことしたって髪結になりたいんです」
「じゃあほんとに辛抱する気なんだね?」
「はい」
「まあ色々訳はあるだろうさ。それを聞こうとは思わないよ。やる気さえあればそれでいいんだから」
「何年かかったって、髪結で独り立ちできるようになりたいんでっす。誰も頼らねえで、男など当てにしないで生きていけれるように」
「あんた手先が器用だね。仕立て物見りゃわかるよ。それが見たくて縫ってもらったんだ」
「お師匠さん」
「この1月、おりつを立ててよく働いてくれた。あんたさえその気なら、うちにいてもいいよ。ただしものになるかならないかはあんたの心がけ次第だ。人に教えてもらうもんじゃない、自分で覚えるんだから。いいね」
「はい! ありがとうございまっす!」

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おしん(第51話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/豊:田中世津子/その:真野ゆうこ/袖:木瓜みらい/けい:島村美妃/夏:富沢美智江/りつ:名川忍/客:金子勝美/たか:渡辺美佐子

<あらすじ>
おしんがお茶を入れているとりつが湯を捨てに来たので、立ち上がり受け取る。
「あ、すいません」
「いいっていちいちほだなこと言わなくたって。台所は私、店はおりっちゃんって決めたんだから」
そして入れたお茶を客に持っていくのはりつに任せる。

おしんは、できるだけりつに表立った仕事をさせ、自分は目に立たない裏の仕事を全て引き受けるようにしていた。それが後から来た者の分だと心得ていたのである。そんなおしんの気配りが、いつか先輩達の心を開かせていた。

布団を干していたのを取り入れるおしん。

手ぬぐいを洗っていると、りつが夕飯の惣菜を買うと言って出て行こうとするので、おしんはそれも「言ってくれれば走ってくるから」と引き受ける。
「でも、何にしたらええんだか。あたしも毎日困ってんの」
30銭で皆の分をまかなわなければならず、献立も自分で考えないといけないので、何日も芋の煮っ転がしを出したりすることもあるとりつは言う。
「ええって。これから私が何とか才覚するから」
「よかったぁ、助かるわ」

その晩、運ばれてきた夕飯を見て「今夜のはりつが見繕ったんじゃないね」と即座に見抜く。
「おしん寄越しとくれ」

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おしん(第50話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/豊:田中世津子/その:真野ゆうこ/袖:木瓜みらい/けい:島村美妃/夏:富沢美智江/りつ:名川忍/たか:渡辺美佐子

<あらすじ>
最後の客が帰って、店の一日が終わろうとしていた。奉公させてもらえるのかもらえないのかわからないままに、おしんは東京へ着いた初めての日を、ただ遮二無二働いた。
髪結の師匠・たかを頼るより他に、見も知らぬこの広い東京で行く当てもないおしんには、周りからどんなにつらい目で見られようと、そうするよりなかったのである。

閉店するとすぐおしんは店の入り口の掃除を始めた。りつも仕事を取られまいと掃除を始める。おしんが上がりがまちを拭いていると、りつはその上の畳のスペースをおしんの方へ向かってほうきで掃く。顔を背けてしかめるおしん。
師匠がりつに「掃除はいいから、みんなお腹空かせてんだから」と夕飯の支度を急かす。掃除をおしんに任せてくれたようでおしんは嬉しくなった。

店の従業員の一人が「あの子どうするおつもりですか? まさかこのまま」と師匠のたかに伺いに来た。
「布団はあるんだろ? あんたたちのとこへ寝かしてやっとくれ」
「置いてやるっておっしゃるんですか」
「どうせ行く当てもないだろうしさ」
「だからって素性も知らない子を……! いつかだって、お師さんの仏心が裏目に出て、店の売上持ち逃げされたありませんか。まだお懲りにならないんですか? あたし達だって無用心で」
「あれは義理のある人に頼まれたから、仕方なく預かったんだよ」

「だったら、ましてあんな。しっかりした身元引受人でもあるんですか」
「そんなものが何になるんだよ。立派な保証人があったって店の金持ち逃げするようなのもいるし、肝心なのは本人の人柄だよ」
「じゃあ、あの子は確かだとでも? たった半日やそこらでそんなこと」
「あたしが見込んだんだあんたにとやかく言われることはないねえ。しばらく様子みてやろうじゃないか。10日もすれば、ほんとにやる気があるかないか、辛抱できるかできないかはっきりするだろうさ。身元引受人があるような子だったらうちで断ったって大丈夫だろうけど、あの子今うちで放り出したらどうなる? 一人の娘の一生がかかってるんだよ。後で寝覚めの悪い思いするのはあたしは嫌だよ」
「お師さん……」
「見込みがなきゃいつだって追い出せるんだからさ」

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おしん(第49話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/たか:渡辺美佐子/豊:田中世津子/その:真野ゆうこ/袖:木瓜みらい/けい:島村美妃/夏:富沢美智江/りつ:名川忍/客:安田洋子・松田真知子・磯部稲子・高桑和/圭:大橋吾郎/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
16歳のおしんが故郷の山形を出奔し、新しい世界を求めて上京した思い出を追って、おしんと圭も山形を後にしていた。

東京へ向かう電車の中。
ホームで一晩中電車を待っていて心細かったことや、帰りの汽車賃も持っていなかったことなど、当時上京した際の思い出を語る。圭は「ムチャクチャだなあ、もし当てにしたとこが駄目だったらどうするつもりだったの」と言うが、その時はお座敷女中に売り飛ばされるのが嫌で逃げ出したい一心だったのである。
「でもおばあちゃん、はる姉ちゃん信じてたし、もしうまくいかなくても東京なら何とかなると思ったよ。東京ってそういう人たちが、方々から集まってるとこだったからね」
「そりゃそうだろうけど、16の娘がたった一人ぼっちでさ」
「お加代さんだって、そうやって東京へ出ておいでになったんだから」
「お加代さんの消息は分かってたの?」
「分からないけど、お加代さんも同じ東京においでになると思ったら、何となく心強くてねぇ」
「お加代様と、浩太って人は一緒だったんだろ。おばあちゃんとは違うじゃん」

その言葉にちょっと顔を曇らせ、目を伏せてしまうおしん。
圭は良くないことを言ったと悟り、話題を変える。
「その頃もやっぱり、上野へ着いたの?」
「……あの時も、おんなじとこを走ってるはずなのに、窓の外の景色もすっかり変わっちまったねえ」

上野駅。
はるから渡された髪結いの師匠の住所は浅草であった。
「こっからすぐだけど……タクシーに乗るか」
「歩けますよまだ、歩いてみたいんだよ。あの時もさんざん人に道聞いて歩いていったんだもの。やっぱり懐かしいねえ」

浅草寺で線香の煙を体へかけるおしん。

今は往時をしのぶよすがもない雑踏の中で、おしんはかつて姉のはるの遺言を唯一つの望みにして、同じ道を歩いた16歳の自分の姿を見つめていた。

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おしん(第48話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/ふじ:泉ピン子/はる:千野弘美/庄治:吉岡祐一/勝次:江幡高志/作造:伊東四朗/圭:大橋吾郎/おしん:乙羽信子

<あらすじ>
おしんの姉・はるの野辺の送りがひっそりと行われた。
おしんには、もう故郷に心を残すものはなかった。はるの遺言どおり東京へ行く決心をしていた。が、やはり母・ふじのことを思うと心がひるんだ。

庭ではるの荷物を焼いているおしんとふじ。
「はるの形見に取っておきたいものもあったんだけんど……病気が病気だがら。かわいそうによ。はるもはるの物もみんな消えてしまって。はるがこの世に生きてたってこともいつか忘れられてしまうんだな」
「オレは忘れねえ。はる姉ちゃんには良くしてもらったもの」
「親の言う通りになって、小作のうちの娘に生まれたばかりに一生つらい思い通して……」
「母ちゃん、オレ東京さ行ぐ」
「おしん?」
「はる姉ちゃんができなかったことオレが代わりにやる。それがはる姉ちゃんへの一番の供養だと思ってる」
「んでも……お前の奉公先はもう決まってんだぞ」

作造と庄治は家の中にいた。
はるはかわいそうだったが、皆持って生まれた運命だと作造は諦めているようである。
庄治は憤慨していた。製糸工場ははるの死を知らせても葬式にも来ず、香典の1円も寄越さない、冷たいもんだと。
作造「ま、長えことでなかったから助かった。どうせ治る見込みのねえ病気だったら、早く逝った方が本人も楽だし、周りのみんなもつれえ思いしなくて済んだんだから」
庄治「医者に見せてもどうなるもんでもねえのに、母ちゃんやおしんが医者だの薬だのって騒ぐから、おかげで物入りだった」

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おしん(第47話)あらすじ

<登場人物・キャスト>
語り手:奈良岡朋子/おしん:田中裕子/ふじ:泉ピン子/はる:千野弘美/庄治:吉岡祐一/平野:金田明夫/医者:宮沢元/勝次:江幡高志/作造:伊東四朗

<あらすじ>
製糸工場の監督で、おしんの懇願ではるの見舞いに来てくれた平野をふじに紹介するおしん。それからはるに呼びかける。
「姉ちゃん、平野さんだ! 監督の平野さんが来て下すったんだ! 分がるか、平野さんだ!」
はるは薄く目を開けた。すかさず平野は枕元にかがみ込む。
「はるさん、僕だよ、平野だよ!」
「平野さん……ほんてん平野さんがっす?」
消え入りそうな声で喜びを表すはる。
「うん」
「んだ、姉ちゃんに会いだいって」

「はるさん、しっかりするんだよ。こんな病気に負けちゃいけない。早く元気になって、また工場へ帰ってくるんだ」
「オレ、もう会えねえと諦めてたんだぁ。平野さんに会えるなんて、夢見てるんでねえべかぁ……」
「夢でねえ、ほら、姉ちゃん花好きだべ。平野さんがこだい立派な花持ってきて下すったんだぞ!」
「きれいだなあ。いつかも平野さんに野菊たくさん摘んでもらった。嬉しかった」
「そうだ、裏山に咲いてた野菊だったね。どこかはるさんに似てる花だった」
「オレ、あの野菊今も押し花にして持ってるんだ」
「また摘みに行こう。早く病気治して一緒に行くんだよ」
「良くなりてえ……良ぐなってもう一遍、平野さんの話聞きてえ……」
「ああ、また僕が読んだ本の話してやるぞ、だから頑張れ!」
「死なねえ、オレ死なねえ。平野さんとまた一緒に働けるようになるまでは、死なねえ。死にだぐねえ!」

みな目に涙を浮かべている。
「あんまり喋ると疲れるぞ。静かに眠るんだ」
はるの手を取り両手で包む。
「僕がここで見ててあげるからね」
「ありがとうございましたぁ……オレ、今日のこと死んでも忘れねえっす。ありがとうございました」

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